[活動報告] 冬の自然観察会
Posted on 2021年2月7日 • 1 min read • 60 words2021/01/31(日) 粟巣野平にて冬の自然観察会が開催されました。
参加者は一般28名、会員20名の計48名、4班に別れての行動でした。
多数のご参加ありがとうございました。
スキー客でにぎわっていました。
集合場所の山野スポーツセンターの駐車場は、立山山麓スキー場のゴンドラ(今は動かない)があるところの駐車場と同じ敷地?になっています。
8:30ごろで既に結構埋まっていて、受付開始の9:30を過ぎたころには スキー場の方は満車の看板もでていました。通路のわきに停める車も。
参加者同士の車を縦列駐車して、何とか収まりました。
前日までに雪が降り、集合場所の山野スポーツセンター前駐車場までの道のりが心配されましたが、案外大丈夫でした。
運転中、麓では時折雨がパラ着く状況でしたが、現地に着くころには雪に変わってました。
活動が始まってしばらくは日が差したり、雪が降ったりの繰り返し。
粟巣野スキー場の方まで歩いたときには快晴となっていました。
家に帰ったら顔が日焼けでヒリヒリでした。
予定どおり、10:00から開会式。水野副会長の挨拶のあと、日程説明、準備運動をし、ゴンドラの前まで歩き、そこでかんじきを履きました。
立山かんじきは、1本の紐で足に固定します。つま先にひっかけて下をくぐらせて、 踵で交差させて折り返し足首の前に持ってきて結びます。結ぶ前にもう一度折り返して強度をあげるなど、他にもいろいろ方法があるようですが、緩みにくく足に固定されればよいわけです。 紐の替りに、アルミわかんでおなじみの調節機構付ナイロンテープを装着することもできます。
はじめて履く方も多く、ワイワイとにぎやかでした。
家族旅行村の林道を東に進む。林道はクロスカントリースキーのコースにもなっていて、コースカッターできれいに掘られた2本の溝があり、数人の子供たちが元気にトレーニングに励んでいました。
山側の斜面は杉林。すでに雄花のつぼみがたわわについてました。 花粉症の方にとっては、脅威に映ったことでしょう^^;
杉の木に絡みついているのは、ツルアジサイ。蔓(つる)のアジサイです。 蔓にはびっしりと根がついていて、この根が幹の表面に突き刺さるように接着し、より多くの光を求めて上へと伸びていきます。
しばらく行くと、ミズキの木がありました。水平に枝を広げる特徴があります。
こんなに広がっても雪で折れたりしないんですね。長い釣り竿が折れないのと同じような感じでしょうか。
一方、スギは横に広がらず たたんだ傘のように下へと雪を受け流します。特に立山杉は針葉の針部分の角度が他の杉より鋭角です。より雪が着きにくいと考えられます。
ツバキの木が雪に埋もれていいました。雪の重みに対して柔軟に枝を曲げることができるので折れずに生きていけるのです。マンサクやクロモジなど雪国の木は忍耐力があるんですね。
葉痕は、枝に残った葉っぱのあとです。冬になり落葉すると見ることができます。
タラの木やオニグルミの木などの葉痕を観察しました。 面白い顔してますね。
積もったばかりの雪の上には、はっきりとした足跡は見られず、かぶさった雪でわずかにくぼんでいるだけでした。
それでも、まっすぐに並んていることから「キツネかな?」とか、根元からまっすぐ伸びた小さい足跡は「リスかな?」など、いろいろ想像することができました。
ぐるっと回って山野スポーツセンター裏の宇治長次郎の像ところまできました。
全員集まるのをまって記念撮影。その後、各班に別れて昼食。
みんなで雪を踏み固めて座るところを作りました。
昼食の後は、例年だとミニゲームをやるのですが、今年はコロナ禍ということもあり、閉会式へ。
かんじきを履いて2時間半歩きました。
天候にもめぐまれ気持ちいい散策、観察ができました。
おわり